未来を予測する技術

未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46)

danさんの超おすすめ本。日本が誇るスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」のセンター長の書いた本である。最初は、膨大なデータから未来を予測とあるので、その数学が戦略を決める的な本かと思って読み始めたが、地球シミュレータの話だった。
地球シミュレータが2002年4月20日のニューヨークタイムスの1面に「コンピュートニク」（旧ソ連のスプートニクショックになぞらえたもの）と取り上げられたことが載せられている。まあ、当時は日本のスーパーコンピュータの技術が世界のトップを走っていたのは事実なのだが、今では、地球シミュレータも49位と低迷しており、日本勢は最高でも16位なので、遥か昔の話といった感がある。
で、肝心の地球シミュレータがすごいという話はあるのだが、私にはもっと知りたいところが余り書いていなくて、どうでも良い部分が詳しく書かれていたりして、実はどのくらいすごいのか良く分からない本だった。