学力テストの点数が低いほど、橋下知事の得票率が高い?

kei999さんの日記によると、

2008年の大阪府知事選の橋下氏の市町村別得票率と学力テストの成績が負の相関を示すのです。

すなわち

橋下氏の支持が高い市町村ほど学力テストの成績が低いということです。

とある。別の日の日記によると、

大阪府市町村別の学力テスト平均正解率と平均所得の相関を調べてみました。

それぞれ相関係数

小学校 相関係数=0.86 

中学校 相関係数=0.85

これで所得と学力テストの成績とは強い相関があることが確認できました。

とあるのだが、私が思うに、
 1.テストの成績良い⇔2.所得高い⇔3.橋下氏の支持率低い
という関係があって、
1と2の相関は、kei999さんの分析のとおりで、所得が高いと子供の教育費にお金をかける余裕ができるからなのだろう。実際東京だと、アトラクターズ・ラボさんの分析によると、所得が高いエリア≒人気の校区になっているし、大阪でも五条小学校神話とか、豊中11中神話(あくまでも神話!)とか、学校区が土地価格に与える影響は大きい。
2と3の相関は、これは想像の域を出ないが、得票率≒メディアへの露出度(テレビへの出演頻度)だとすると、所得が低いとテレビを見る時間が長くなる?のだろうか。
で、1と2、2と3に相関があるために、たまたま1と3に相関があるように見えるだけのような気がする。(ひょっとして、テレビを見すぎると子供はバカになる?)
まあ、いずれにせよ、大阪府民の所得が全国でワースト3という訳ではないだろうから、もう少し学力テストで良い点が取れるように先生方には頑張って欲しいものだ。