フリーズする脳

フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)

フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)

タイトルに引かれて買ってみた。パソコンやゲーム機等の機器の普及だけが原因ではなく、一般的な傾向として現代人に多く見られるようになった脳の機能低下についての本。
要するに脳は楽をしたがるので、ある種パターン化した脳の使い方を続けていると、ちょっとでも変わった刺激を受けた場合、どう反応してよいのか分からず混乱してしまうために、フリーズするような現象が現れる。
その機能を司る前頭葉を日頃から鍛えておくことが大切で、例えば、記憶を引き出しやすくするために

  1. 繰り返し思い出す(ある人の顔をみて名前を思い出す)
  2. ファイル化する(例えば、プロ野球の選手名を全部覚えるのは難しいが、リーグ別、球団別などのようなファイル化、つまり階層化することにより、覚えやすくなる)
  3. 手がかりを増やす(ある人に対して、タグをいくつか付けておくことにより思い出しやすくする)

等の方法があるとのこと。
とにかく「脳は環境によってつくられている」ために、常に刺激を与えてやることが、脳を若く保つ秘訣らしい。
今年の読書はこれにて終了。全71冊。来年は100冊目指して頑張ろう。