eメールの達人になる

eメールの達人になる

eメールの達人になる

村上龍メールマガジン(JMM)を購読しだしてもう7年くらいになるが、その頃出版された本だ。村上本を読み出したのは、「半島を出よ」あたりからなので、ブックオフでたまたま見つけ100円で買った。

日本語の特徴として、外国からの侵略を受けずに、閉鎖的な共同体の中で使われてきたため、洗練・熟成が進み、特に敬語の微妙な使い分けが求められるが、メールという無機質なコミュニケーションにおいては、簡潔にとにかく相手のことを考えて表現する技術が求められる。
この本を読めば達人になれるとは思わないが、相手に正確に伝えるための思いやりこそが、達人になるための秘訣だと感じた。
ただ、もう日常のツールとなったeメールの返事に「no problemです」とか「金曜がavailableです」とか書くのは少し恥ずかしいかな。