国家の品格

国家の品格 (新潮新書)

話題の本。日本人よ、武士道に則って誇り高くあれ。というのが、著者の主張。
まあ確かに江戸時代の武士は、生活が苦しくとも誇り高い生活を送っていたのかもしれないが、これだけ世界がフラット化し、金融経済情勢の混乱があっという間に伝搬し、いつリストラされるか分からない庶民が、孤高の立場を貫くのは難しいだろう。
私も日本に生まれてきたことに感謝はする反面、この閉塞感を脱却するには、やはり新撰組のような一大勢力が維新するしかないのだろうかと思ってしまう。